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家田先生ありがとうございます。

今週の13日、京都西雲院の元住職で、人形劇団ゆりかごの代表
家田隆現先生が86歳でご逝去されました。
義母の方のお寺の住職でもあったので、只今77歳の義母も子どもの時に
若かりし頃の和尚の人形劇をお寺で、観せてもらった。と。
それに、今、大先輩でプロの人形劇をされている方々も
その昔、ワイワイお寺に集まって、隆現和尚と、人形を作ったり、話をしたりと、
(なんだか、ちょっとうらやましいです)
戦後、京都の人形劇はここから始まったと言っても過言はないと、
話しをよくきかせていただきました。
家田先生(私たち若造?はこう呼んでいます)はいつも、おおらかで、
にこにこ、恥ずかしそうに笑いながらいてくださいました。
私が初めてであった時は56歳だたんですね・・・
ベレー帽がトレードマークでその恥ずかしそうなやさしい笑顔と巧みな話術で
子どもたちも私たちもとりこになりました。あの時聞いたセリフ、おぼえています・・・
先生ならではの言い回し。人形の動き。
今でも亡くなったこと、信じられません。
つい数年前、お元気だったころ、人形劇場をつくる構想を聞かせていただき、
先生の人形劇によせる愛を感じたことを、思い出しています。
昨日、Nさんと先生にお会いしにお寺に行きました。
先生のおそばには先生の作られた人形達が活き活きと優しいまなざしで見守っていました。
おおらかな先生の人形達は先生がなくなられて、悲しいと思うんだけど、
みんな、おおらかに堂々として、先生を見つめていました。
その姿がとても温かく、心にしみました。
それから、Nさんと外の傀儡塚に行きました。
傀儡の会も高齢化してきたので、塚を世話する人もだんだんいなくなるかなあ・・・
このまま、西雲院でお世話になってもいいものか・・・
と大先輩方が言っておられたことがありました。
でも、やっぱり、この塚はこの場所にあるのがいいね。家田先生たちが人形劇を
はじめられたこの場所で。と話していました。
先生は旅立たれたけど、大先輩たちの生きてこられたこの場所で。
宗教関係なく、日本の人他の国の人も、亡くなられたら、情報を収集し勝手に供養し
勝手に懐かしむというおおらかな先生らしい発想でずっと続けられたら楽しいですね。
おおらかに。おおらかに。
先生、ありがとうございました。
明日17日お通夜18時から、明後日18日ご葬儀11時からです。本山金戒光明寺阿弥陀堂にて。
このページを見られて、行かれる方あれば・・・

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プロフィール

ひみちゃたい

Author:ひみちゃたい
人形劇・ファミリーひみちゃたいは、京都市を拠点とする人形劇団です。
幼稚園、保育園、保育所、児童館、放課後デイサービス、地蔵盆など、
依頼を受けて上演に出かけます。

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